通常ワックスは約80％が水分で約20％がワックス成分で構成されており8割が水分で塗りやすいようになっています。

塗布後80％の水分が蒸発してワックス成分が床面に残ります。
表面はすぐに乾くように出来ており、乾燥させると歩行可能となります。
ですが完全に内部まで乾燥するには、1ヶ月かかると言われております。
この完全に乾燥していない期間が、ワックスの層がゼリー状になっており、ワックスの性能が100％発揮されない期間なのです。

ワックスの光沢がすぐに無くなる。
ワックスが汚れやすく、黒ずみが発生しやすい。

等様々な問題が発生してしまいます。
すぐに光沢が無くなるから、短い期間（1～2ヶ月）でワックスを塗り足す必要があり、黒ずみが発生するので短い期間（1年）で剥離清掃が必要になります。
ウルトラフロアケアでは、ワックス塗布後に、バーニッシャーという専用の床磨き機で床面を高速回転で磨き、ワックスに熱を与える事でワックスの中の水分を乾燥させます。清掃完了時から、100％のワックス性能を発揮することができます。

作業の方法

従来工法のように、定期清掃の度に毎回ワックスを塗布するのではなく、初回の作業で基礎被膜を作成し通常の定期清掃ではワックスを痛めないように汚れだけを落とし、バーニッシャーで床面を磨いて、ワックスを塗布したのと同じような光沢を復元する作業を基本とします。

ワックスを塗布するタイミングと場所は、バーニッシャーによる光沢復元が困難な時だけ、戻りづらい場所だけを区切って行います。使用頻度の高い場所をしっかり見極めて、ワックスのメンテナンスを行います。

ワックスを塗布する「リコート」回数をいかに少なくするかがポイントとなってきます。